本シリーズは、当社リアルライフイエンスにてCRO領域に特化した採用と転職のサポートを行うコンサルタント、上谷 奈穂がLinkedIn上で連載している「NaoのCRAキャリア通信」を抜粋して掲載したものです。

未経験CRAのポジションは、多くの場合30歳未満を想定しているため、これからCRAにチャレンジされる方の中には転職が初めてという方も少なくないと思います。

その中でも、成功事例に関する質問を多くいただきます。

「何を話せば良いのかわかりません。」など、どの事例をピックアップすべきかわからないというご相談が多いですね。

どの事例を話すべきかわからない場合は、“CRAに求められるスキルは何か?”と逆算して考えてみましょう。

 

CRAに求められるスキルから見たアピールポイント

以前配信したブログでも言及していますが、CRAには主に下記のスキルが必要と言われます。

  • スケジュール管理能力
  • コミュニケーション能力
  • 折衝力
  • 英語力

面接官に刺さる成功事例”にするため、上記スキルに関連した成功事例はないか、過去を振り返ってみましょう。
コミュニケーションに関する事例は比較的準備しやすいですし、看護師→CRAを目指す場合、スケジュール管理能力や想定外のことが起こった際の臨機応変な対応力についてはアピールしどころかもしれません。

コミュニケーションに関する事例を、一例として挙げます。

修正前

成功したと思うことは、ほとんど口を聞いてくれなかった患者様がいて、私たち医療従事者も困っていたのですが、こちらから積極的にコミュニケーションを取り続けたことによって、最終的に話してくれるようになったことです。

修正後

コミュニケーションでの成功事例をお話します。(結論)

病棟勤務〇年目の頃、ほとんど口を聞いてくれない糖尿病の患者様がいました。(状況)

患者様のライフスタイルを把握し、生活指導するためにも、コミュニケーションを取ることは重要なことでした。(課題)

「ご自身の興味のあることなら、お話してくれるのではないか…」と考え、ご家族に釣りが趣味であることを伺いました。(行動)

そのことを話題にすると、少しずつご自身のことも話してくださるようになり、笑顔も増えました。(結果)

それ以来、患者様の好きなことや興味のあることは何かを聞き、会話のきっかけにするようにしています。(教訓/考察)

特に(行動)が重要です。たまたま成功したのではなく、自分で考えて行動し、“狙ってその成果を得た”、“自分だから成功した”、“再現性がある”ことをアピールしましょう。

いかがでしたか。
面接の準備をするにつれて、話が上手くまとまらないなど課題も出てくると思います。面接対策のお時間で、一緒に考えましょう。

弊社では、キャリア相談、書類の添削や面接対策など、ご入社まで一貫してサポートしております。

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Nao Kamiya (2)

上谷 奈穂(かみや・なお)

スペシャリストコンサルタント

製薬業界において、CRO/CSO企業を担当しています。メインはCRA(臨床開発モニター)やMSL(メディカルサイエンスリエゾン)のポジションです。今後、CRO/CSO企業の需要は益々高まっていくものと思われます。企業様と求職者の方々、双方に寄り添ったサポートが出来ればと考えております。

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