リアルライフサイエンスは、11月25日から27日まで幕張メッセで開催されたインターフェックスウィーク内のバイオ医薬品EXPOに出展いたしました。感染症拡大が懸念される中ではありますが、業界に携わる多くの方とお話しできる有意義な機会となりました。
他の出展社様や研究機関の展示では、バイオ医薬品開発におけるAI活用はもちろんのこと、低分子、すなわち分子が従来の医薬品に比べて大きい点を活かしてイメージング技術を活用した新薬候補の発見の研究が進んでいる様子を見ることができました。以前と比べて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンや治療薬への言及が多く見られたものの、重篤な病気はその他にも無数に存在し、それらの一つひとつへの治療法を見つけるために研究開発を続ける皆様のお話を伺うことで、弊社のスローガンでもある#inspiredbyyou について改めて実感できる機会となりました。
#inspiredbyyou
#inspiredbyyouとは、スキルのある求職者の方と世界をリードするライフサイエンス企業を結び付けることで、誰かの人生に大きな影響を与えることのできるライフサイエンス業界の発展に貢献できることを誇りに思い、皆様の原動力となるストーリーを理解し、その輪を広げていく取り組みです。

ライフサイエンス領域に特化して採用・およびキャリアアップのお手伝いを行うリアルライフサイエンスは、今回皆様とお話しする中で、バイオテクノロジーと製薬領域の採用、またはキャリアアップにおいて皆様が抱える課題のいくつかをお伺いすることができました。
- 人材の確保と維持が困難
薬事(RA)や品質保証(QA)、臨床開発(Clinical Development)などの多くの分野で見られる傾向として、一つのプロジェクトにかかる時間が長く、また専門性が高いゆえに時に孤独な作業となり得ます。そのためプロジェクトが終わったのを機に離職する従業員が多く見られ、優秀な人材を常に社内に留めておくことが多くの企業にとって課題となっています。一方で、以前は男性が大多数だった研究の現場で近年は女性の活躍も多く見られるようになった、など前向きな変化も見られるとし、今後は製薬企業やその受託を行う研究機関や企業においても優秀な人材の確保に今まで以上に力を入れる必要があると考えられます。
- 研究開発部門で特に、人材発掘が困難
優秀な研究開発部員は企業の成長の要となる存在である一方で、いざ採用したいと思ってもどこで探せばよいのかわからず、求める人材を見つけるのが非常に困難、また見つけるまでに時間がかかるという課題を抱えていらっしゃる企業様が多く見られました。人口減少に加え、他の先進国と比べても博士号取得者が減少傾向にある日本では、とりわけ高い専門性を持つ人材不足が深刻な問題となっています。現在リアルライフサイエンスでは研究開発(R&D)ポジションの人材発掘に力を入れており、弊社のネットワークを活用して積極的に転職を考えていらっしゃらないため普通では見つけることのできないような方へとリーチすることも可能です。
- 研究分野が希望と異なる
上述の点に関連して、実際に研究部員としてお仕事をされている方からは、現在会社で割り当てられている研究分野が自身の専門や希望の研究分野と異なり、現状に不満を抱えているという声をお聞きしました。一般的に外資系製薬企業やバイオテクノロジー企業の方がより専門性に特化した採用や人員配置を行う傾向が高いため、転職によって希望の研究領域に就き、かつ給与アップを望むことも可能かもしれません。以下から私たちが行った給与水準調査をご覧いただけます。
製薬・バイオテクノロジー領域給与調査
外資系製薬企業の品質管理、研究開発、薬事、クリニカル、メディカルアフェアーズ、PV、営業、マーケティングなど各ポジションでの年収は?
- 様々な職種でITスキルが必須に
前述のように製薬やバイオテクノロジー領域で必要とされる先端テクノロジーはIT領域よりも高度である場合が多く、品質管理や創薬においても膨大な量のデータを扱う必要があります。生物統計など、生物関連の専門性に加えてデータ分析などのテクニカルなスキルも必要とされる役職は増加傾向にあり、今後ますますこの傾向が顕著になっていくことが予測されます。
データサイエンティストになる方法
記事を読む
リアルライフサイエンスにご相談ください
業界に携わる皆様と直接お話しすることのできる機会が少なかった2020年ですが、今回の出展を含め、業界のオンラインイベントなどへの参加を通じて弊社のコンサルタントは日々知識のアップデートを行っております。ライフサイエンス分野の各領域に特化した高い専門性を活かし、皆様の採用とキャリアアップのパートナーとしてお力添えをさせていただきます。ニッチなスキルを持った人材の採用をお考えの企業様、またご自身の専門を活かせるお仕事をご希望の方がいらっしゃいましたら、以下のフォームからお気軽にお問い合わせください。